2009年09月15日

釣り

電車の窓から海を見て、小さい頃に父が
釣りに連れて行ってくれたことを思い出した。

私が3歳から5歳の頃、一家でカナダに住んでいた。
私と弟は生まれていたが、
妹が生まれるのは日本に帰国した後なので、
まだ4人家族の頃だ。

父が大学で数学や情報科学を教えていた。
5大湖の1つ、オンタリオ湖の近くの、
ロンドンという町にいた。

「ロンドン」と言うと、「カナダでなくて、イギリスですか?」と
よく言われるのだが、カナダの町の名前である。
おそらく、イギリス系の移民たちが、故郷のイギリスを懐かしく思って、
ロンドンという名前を付けたのだろう。

ちなみに、勝間和代さんが翻訳されている本、
天才!成功する人々の法則」の著者、
マルコム・グラッドウェルさんも、ロンドンではないが
同じオンタリオ州のElmiraという町のご出身のようで、
しかもお父さんが大学の数学の先生だったそうで、
親近感を感じた。
(グラッドウェルさんについての2つの記事、その1その2。)

さて、私が5歳の頃、赤い小さいフォルクスワーゲンに乗って、
父と私は釣りに出かけた。

湖に着き、釣りの用意をした。

父は大きいさお、私は小さいさおを使った。
えさのミミズを釣り針にひっかける方法を父に教わり、
水面にたらした。
「何か、かかったらすぐ言うように」と父に言われた。

しばらく待つのだが、何も起こらない。

当時から、せっかちな性格の私は、
「何も釣れないよ」と文句を言う。

父は全然平気で「そんなものだ」と言う。

私は、きっと餌のミミズのせいだと思って、
別のもう少し大きいミミズを釣り針に付けてみた。
ミミズもいい迷惑である。

それでも何も起こらない。

父は泰然と座っている。さすが数学者である。

そのうち、父のさおに魚がかかった。
父は真剣な表情で、リールを巻いている。

大きな魚、と言っても、バケツに入るくらいなので、
長さ20cmくらいだが、3尾とれた。

私のさおは、わずかに1尾、元のえさのミミズよりは大きいが、
父の魚に比べると全然小さい魚が取れた。

車に乗って帰る頃には、私は「やっと家に帰れる」と思った。

釣りに行った記憶が1回しかないのは、
うるさい私に困った父が、もう連れて行かなくなったのだろう。

弟の方が辛抱強い性格なのだが、弟は当時まだ3歳で、
釣りに連れて行くには、小さすぎたのだろう。


さて、後から思い出して、
釣りの経験から学んだことは3つある。

まず、「待つ」ということ。

騒いだからと言って、魚が釣れるわけではない。
かえって、魚は逃げてしまうだろう。

2つめは、「ミミズのせいにしない」。
悪いのは自分である。

そして、いざ魚がかかったら、リールを巻いたりして、
がんばらないといけない。
ここでのんびりしていると、魚はえさを食べて逃げてしまう。


英語の勉強も同様である。

1日か2日、勉強して飽きてしまう人がいる。
成果が出るまでは、毎日勉強して待つ必要がある。

英語の点数が上がらないのを教材のせいにしない。
悪いのは自分である。

そして、試験の前や、留学の前など、大事な時には、
集中して勉強する。


皆さんも「釣りの3つの法則」、

「地道に努力して待つ」
「人のせいにしない」、
「大事な時は集中的に」

を実行してみて欲しい。
posted by ティー at 20:09 | Comment(2) | TrackBack(0) | エッセー
この記事へのコメント
本題とは関係ありませんが、デトロイトからトロントに行く途中にロンドンを通りました。米国大陸でパリ、ローマ、レバノン、カントンなど全て行ったことがあります。
Posted by 河原林 at 2009年09月17日 23:15
河原林様、ブログを読んで下さって、
ありがとうございます。
米国大陸に、パリ、ローマ、レバノン、
カントンが全部あるのですか。
移民の国なのですね。
ドライブ、楽しそうですね。

では♪
Posted by ティー at 2009年09月18日 05:17
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