2010年09月10日

ブレア氏の自伝から。

英国の首相だったトニー・ブレア氏が自伝を出すらしい。

本の中から、アメリカに関する記述が少しだけTime誌に紹介されていた。
(Time, Sep.13, 2010, pp32-35)


ブレア氏のアメリカの友人の話。

その友人はユダヤ人。両親はナチスに追われて
ヨーロッパからアメリカに逃げてきた。

父親は早く亡くなり、母親が一生懸命、息子を育てる。

彼は成功してお金持ちになる。

「お母さん、外国に旅行しよう」と誘うのだが、
母親はなぜかアメリカの外に出たがらない。

彼の母親が亡くなった後、残された金庫を開けてみる。

金庫の中には、宝石の他に箱が1つ。

鍵が見つからないので、こじあけてもらった。

「一番大事な宝石が入っているのだろう」と思って、
中を開けると、封筒が入っている。

封筒の中には、紙が1枚。

それは、アメリカ市民権の書類。

彼のお母さんが何よりも大事にしていたものは、
ナチスに追われることのない、アメリカの市民権だった。


さて、あなたが大事にしているものは何だろうか。

金庫に入る物かもしれないし、入らない物かもしれない。


そんなことを考えさせる記事でした。

ブレア氏の自伝、ぜひ買って読もうと思います。
posted by ティー at 21:37 | Comment(2) | TrackBack(0) | エッセー
この記事へのコメント
ちょっとというか、結構泣ける話ですね。われわれ日本人は日本人である事が当たり前だと思っていますが、海外に行くとそうでない事を痛感させられます。ちょっと例えが違うかもしれませんが、中国では、食うに食われぬ思いをして、なんとか生活維持する事に必死な人をいっぱい見ました。今こそ往来が大分自由になりましたが、そんなに前でない昔に生活向上を求めて対岸の香港に泳いで渡ろうとして亡くなった人がいっぱい居るという話を聞きました。フィリピンでも子供の教育費捻出の為、泣く泣く好きでもない日本人と結婚して日本に来た母子家庭の女性を知っています。親子離れ離れになってもいつかは日本に呼べると信じているようです。現在日本人は自信を失っていると思いますが、少なくとも明日の食事に困らない生活が当たり前の国に生まれた事を有り難いと思える事に感謝すべきではないでしょうか。
Posted by さかくら at 2010年09月13日 16:49
さかくらさん、コメントをありがとうございます。
そうですよね。弾圧もなく、生活に困らない現在の日本は
幸せですよね。

先日、Bunkamuraで「小さい村の小さいダンサー」という映画を
見ました。文化革命中の中国で、自由な意見を言えない様子を見て、
現政府に反対の意見を自由に言える日本は幸せだと思いました。
この映画、お勧めです。
Posted by ティー at 2010年09月15日 20:15
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